うつ病の原因

「うつ病の症状」で述べたように、うつ病の原因に関しては、その発病のメカニズムが未だに明確になっていないため、“原因”を断定することができません。それゆえ、原因の“仮説”に留まっています。仮説としては、生物学的な仮説や、心理学的な仮説などが挙げられています。

生物学的な仮説

『モノアミン仮説』が挙げられます。これは、うつ病状態は、モノアミン類、ノルアドレナリン、セロトニンなどの神経伝達物質が減少することによって生じるとする仮説です。もっとも、うつ状態における脳内の病態が明確となっていない以上、上記の物資の減少をうつ状態の根本的な原因と結論付けることはできないため、仮説の域を出ていません。
生物学的な仮説として他にも、『海馬領域の神経損傷仮説』を挙げることができます。この仮説では、うつ病の原因となっているのは脳内の海馬領域における“神経損傷”であるとされています。なお、この仮説も『モノアミン仮説』の場合と同様、うつ状態における脳内の病態が明確となっていない以上、根本的な原因と結論付けることはできないものとなっています。

心理学的仮説

『メランコリー親和型性格』を挙げることができます。この仮説によると、几帳面・生真面目・小心といった性格の人が重い責任を負った場合(職場での昇進など)に、無理を重ねることによってうつ病を発症するとされています。もっとも、このような生活上の悩みが、必ずしもすべてのうつ病の原因になるとは考えにくいとされています。
うつ病を発症する原因は多様とされ、不慮の事故などが原因となることもあります。また、特定の原因・理由もなく深刻なうつ症状を発症する場合もあります。

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