肝硬変の合併症について

肝臓が硬くなることによって小腸や大腸の血管の圧力が高くなると、食道や胃の周囲に血液の通り道が生じることになります。この『血液の通り道』を、一般的に“静脈瘤”と言います。この静脈瘤が破裂すると、消化管の中で多量の出血を引き起こすため、これにより吐血や下血が見られます。なお、出血の度合いによっては生命の危機に瀕することになるため注意が必要となります。
また、肝硬変の合併症として、上記の“静脈瘤”以外にも、“肝性脳症”を挙げることができます。肝性脳症とは、肝機能が低下することで血液中にアンモニアなどの老廃物が蓄積し、それによって脳の働きを低下させる症状を指します。

なお、肝性脳症の昏睡度は、その度合いから1~5の5段階に分類されます。

昏睡度1

睡眠と覚醒のリズムが逆転することで、昼夜が逆転するなどの症状が見られますが、軽度の障害のため、気がつかないこともあります。

昏睡度2

傾眠状態や、判断力が低下することによる“人や場所を間違える”といった症状が見られます。

昏睡度3

興奮状態や錯乱状態、または混迷状態などに陥ります。

昏睡度4

完全な意識の消失である“昏睡”などの症状が見られます。なお、痛みや刺激などには反応を示します。

昏睡度5

深昏睡状態に陥り、痛みや刺激などにも反応を示さなくなります。

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